失敗しないカーテンの選び方とは?種類の違いやコーディネート、機能性をプロ目線で解説します

カーテンの正しい選び方について解説しています。ドレープやレース、ローマンシェード、ロールスクリーンなどの種類の違いやサイズのコーディネート方法をはじめ、リビングや寝室での色の合わせ方のポイント、遮光や防音など機能性について詳しく紹介しています。
住まいのインテリアに欠かせないカーテンなどのウィンドウトリートメントは、窓辺を魅力的に彩るだけでなく様々な機能性で快適な暮らしを実現してくれます。
カーテンの種類や特徴を知る事でコーディネートの幅が広がり、理想のインテリアスタイルを作る事ができます。
引っ越しや模様替えの前にカーテンの知識を高めて、お気に入りのカーテンを見つけましょう。

生地に厚みがあるドレープカーテンはヒダを施して仕立てられ、主にレールの室内側に取り付けられます。
その為、ドレープカーテンが持つカラーやデザイン性がお部屋のインテリアコーディネートに大きく影響します。
カーテンに施されるヒダの数には種類があり、スタンダードな2つ山やボリュームのある3つ山など、価格や見た目の雰囲気が異なります。
カーテンの柄を目立たせたり、カジュアルな雰囲気でまとめたい場合には、ヒダを付けずフラットな状態でも仕上げられます。
また、ドレープカーテンには遮光性や遮熱効果などの機能性を備えた商品も多くあり、室内を快適に保つアイテムとしても活躍します。

光や風を通す薄手の生地で仕上げられたレースカーテンは、一般的にドレープカーテンとセットで使われています。
外からの視線を遮りながら光や風を取り入れたり、透け感のあるデザイン性を楽しむなどの用途があります。
細かく分けると、糸を編んで作られたレースカーテンと糸を平織りにしたボイルカーテンがあり、比較的ボイルカーテンの方がしっかりとした生地に仕上がります。
室内の様子が透けて見えないミラー効果や、室内への紫外線の侵入を防いでくれるUVカットなどの機能性を備えた商品も多くあります。

ローマンシェードとは、窓のサイズに合わせて仕立てられた生地を上下方向に操作して開閉するウィンドウトリートメントです。
カーテンと同様にドレープ生地やレース生地が使われ、一台に一枚のシェードを吊るすシングルタイプと、二枚のシェードを吊るすダブルタイプがあります。
ダブルタイプはカーテンにおけるドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせの様に採光の調節が行えます。
ローマンシェードはカーテンの様なたまりができない為、スッキリとした窓辺が演出できるだけでなく、様々なスタイルが楽しめるという特徴があります。
シェードをたたみ上げる時にボトム部分が半円形になるピーコックスタイルや、風船のように丸みを帯びながら持ち上がるバルーンスタイルなど、ローマンシェードならではのエレガントなスタイルをインテリアに取り入れられます。
コード式やドラム式などのシェードを上げ下げする操作方法は、窓の大きさや位置によって適切な方法を選びましょう。

生地をロール状に巻きあげたり下ろしたりして開閉するロールスクリーンは、フラットな形状でかさばらず、お部屋をすっきりとまとめてくれます。
開閉時、どちらの状態でもコンパクトに収まる為、窓辺だけに留まらず、お部屋の間仕切りや収納の目隠しなどにも重宝されます。
ボーダー状に生地の重なり具合を調節して採光をコントロールする調光ロールスクリーンや、キッチンなどの汚れやすい場所でも安心して使えるウォッシャブルタイプもあります。
また、収まりの良いロールスクリーンは幅の狭い窓など、カーテンの取り付けが難しい場所にも適しています。
開閉方式には、コードを引く事で自動的に巻き上がるスプリング式とチェーン式があります。

ベネシャンブラインドとは、いわゆる横型ブラインドの事で、水平方向に並んだスラットと呼ばれる羽根を上下に動かして開閉したり、スラット自体の角度を調節して光や風を取り入れられるウィンドウトリートメントです。
巻き上げたり降ろしたりするだけでなく、スラットの向きを調節をするだけで外からの視線を遮ったり、採光の具合がコントロールできる事はブラインドの魅力的な要素です。
巻き上げた状態もコンパクトに収まり、降ろした状態でもフラットになるので、スッキリとした印象の窓辺が作れます。
キッチンや浴室など湿気がこもりやすい場所にはアルミ製、リビングには高級感のある木製など、素材やカラーも豊富に揃っているのでインテリアコーディネートの幅も広がります。
操作方法には、ポールやコード式の他にリモコンなどで操作できる電動式もあります。

出典:https://i.pinimg.com
ルーバーと呼ばれる帯状の素材を縦向きに並べて吊るしたバーチカルブラインドは、カーテンの様に左右に開閉する縦型のブラインドです。
左右どちらかにたたまれる片開きや、中央から開く両開きによって開閉するだけでなく、横型ブラインドと同様にルーバーの角度を調節するだけで外からの視線を遮ったり、光や風を取り入れる事ができます。
縦のラインが強調されるバーチカルブラインドは掃出し窓の様な大きめの窓に適しており、天井が高く見える効果で空間が広く感じられるだけでなく、外への出入りも楽に行えます。
バーチカルブラインドには、ルーバー同士の重なり幅を大きくして遮光性を高めたモアラップスタイルや、ルーバー同士の隙間にレース素材を取り付ける事でプライバシーを守りながら採光ができるセンターレーススタイルなど、機能性に優れた商品が揃っています。
操作方法はバトン式、コード式、ワンチェーン式などから使いやすいタイプを選びましょう。

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ジャバラ状に折りたたまれる生地を上下に動かして開閉するプリーツスクリーンは、不織布やポリエステル生地で作られる柔らかな風合いが魅力のウィンドウトリートメントです。
スクリーンを上下に操作して採光などを調節するシングルタイプに加え、レースカーテンの様に透過性のある生地と厚手で透過性の無い生地を組み合わせたツインタイプがあります。
不織布を使ったプリーツスクリーンは柔らかな光を取り入れる障子の様な雰囲気が味わえる為、和室や和モダンスタイルの空間にしっくりと馴染みます。
操作方法にはコード式やチェーン式の他に、ボトムに付いた取っ手で操作するコードレス式もあります。

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住まいの中でも過ごす時間が長く、来客を迎え入れる事もあるリビングのカーテンは、機能性に加えてインテリア性も重要になります。
掃き出し窓の様に比較的大きな窓が設置されているリビングでは、カーテンの面積も広くなる為、インテリアコーディネートへの影響も大きくなります。
家族の好みに合うデザイン性はもちろん、リラックスして過ごせる空間づくりを目指してカーテンのデザインや機能性を選ぶと良いでしょう。
理想のリビングコーディネートに近づける為には、カーテン以外のウィンドウトリートメントも視野に入れながら、床材や壁材、設置する家具などのテイストも考慮してトータルバランスを整えてみて下さい。
また、快適に過ごせる空間を作る為にも、遮光性や遮熱効果、プライバシーの確保などをサポートしてくれる機能性にも注目して、実用的なカーテンを取り入れましょう。

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睡眠やリラックスタイムを過ごす寝室のカーテンは、心が休まる様な落ち着きのあるデザインやカラーを選ぶと良いでしょう。
青緑や紫など鎮静効果のあるカラーを取り入れる事で質の良い眠りが手に入れられます。
寝室は住まいの中でもプライベートな空間になるので、自分の好みを前面に出したコーディネートを楽しむのもおすすめです。
また、カーテンは窓からの光を調節する為、睡眠を目的にした空間では特に重要な役割を果たします。
日光や街灯の光を遮断する為に遮光性の高いカーテンを取り入れたり、隙間からの光漏れを防ぐ為にカーテンの幅や長さなどのサイズに注意するなど、光が眠りの妨げにならない様に配慮しましょう。

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子供部屋のカーテンは子供自身が気に入ってくれることが一番大切ですが、成長してからも使う事を想定して取り入れてみましょう。
子供部屋をプレイルームとして使う遊びが中心となる時期には賑やかで可愛らしいデザインでも良いですが、学習や睡眠を目的として子供部屋を使う場合には、落ち着きのある色合いやデザインが適しています。
成長に合わせてカーテンを掛け替えたり、長く使う事を想定してストライプやチェック柄で遊び心をプラスするのもおすすめです。
子供部屋で眠るようになるとカーテンの遮光性も気になりますが、あえて遮光性の無い生地を選び、太陽光を取り入れながら目覚める事で生活リズムを整えるのも良いでしょう。
また、自宅で手軽にお手入れができるウォッシャブルタイプのカーテンなら、埃やハウスダストが気になる子供部屋でも安心して使用できます。

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庭やベランダへの出入りを目的とした掃出し窓は、住まいに使われる窓の中でも大きいサイズになる為、そこに設置されるカーテンの面積も大きくなります。
サイズの大きなカーテン等のウィンドウトリートメントは室内の雰囲気を左右する存在感があり、インテリアコーディネートに強く影響を与えます。
そのため、機能性に加えてデザインなどのインテリア性もしっかりと検討して選ぶ必要があります。
また、出入りを目的としている事から、スムーズに人が通れる様に配慮して選ぶ事も大切です。
特に、頻繁に出入りが行われる掃出し窓には、上下に操作して開閉するタイプよりも、左右に開閉するカーテンやバーチカルブラインドの方が適していると言えます。

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大人の腰の位置程の高さに設けられる腰窓は、住まいに使われる窓の中でも中間サイズの窓になります。
採光や換気を目的とした腰窓には様々なタイプのウィンドウトリートメントが取り入れられる為、インテリアコーディネートの幅が広がります。
腰窓の下にキャビネットやソファを置く場合や、寝室の窓下にベッドを置く場合などは、家具の高さとカーテンの丈に注意して美しく収まる様に配慮しましょう。

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家の壁面よりも張り出して設置される出窓は、窓の手前部分のスペースに小物やグリーンを飾って楽しめるおしゃれな窓です。
窓よりも手前の壁にカーテンを取り付けて、出窓全体を覆う事もできますが、窓ガラスに沿ってレースカーテンなどを設置すれば出窓のスペースを生かしたコーディネートが作れます。
外から見てもおしゃれな出窓には、フリルやレースなどの装飾が施された印象的なカーテンを採用するなど、室内だけにとどまらず外観にもこだわったコーディネートがおすすめです。
窓の数に合わせてシェードやブラインドを取り付ければ、モダンな雰囲気やスタイリッシュなテイストのコーディネートにも仕上げられます。

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比較的小さな窓の遮光や目隠しにはロールスクリーンやシェードなど、スッキリと収まるタイプのウィンドウトリートメントが適しています。
種類が豊富で手軽に設置できるカフェカーテンもおすすめです。
面積が小さな窓にはアクセントになるカラーやデザインを取り入れて、インテリアのワンポイントにしても良いでしょう。
大きな窓には取り入れにくいお気に入りのデザインやカラーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
日光や街灯など、外からの光を遮断して室内を暗い状態にしてくれる遮光カーテンには、遮光のレベルに合わせた等級があり、1級~3級まで必要に応じて使い分けられます。
外の光を遮断してくれる機能性は、夜間における室内の光も外に漏らさない為、プライバシーの保護にも役立ちます。
日差しなどによる窓からの熱を遮断してくれる遮熱カーテンを使えば、室温の上昇が抑えられ、省エネ効果が期待できます。
ドレープカーテンだけでなくレースカーテンにも遮熱機能を持たせた商品があるので、光や風を取り入れながら遮熱する事も可能です。
カーテン生地に特殊な加工を施して外からの音を跳ね返したり、室内の音を外に漏らさない様にするカーテンを遮音カーテンや防音カーテンと言います。
主に話し声やテレビの音、ペットの鳴き声などに有効とされています。
メーカーによって様々な加工方法がありますが、室内の臭いの元となる成分を吸着して分解する事で消臭効果を発揮するカーテンを消臭カーテンと言います。
生活臭やペットの臭いなどが気になる方にはおすすめの機能です。
燃えにくい加工を施したり、燃えにくい糸で作られた防炎カーテンには、火災時に火が燃え広がるのを防ぐ効果があります。
高層の建物などには防炎カーテンの使用が義務付けられている場合もあります。
防炎カーテンには防炎ラベルが付けられているので、購入する際の目印になります。
洗濯ができるウォッシャブルカーテンなら、色落ちや縮みの心配をする事無く自宅で手軽にカーテンのお手入れができます。
埃などの目に見えない汚れが溜まりやすいカーテンを清潔に保つ事で快適な住空間が手に入れられます。

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カーテンをインテリアとして楽しむ上で、カーテンレールにもこだわってコーディネートすれば、ワンランク上のインテリアスタイルが手に入れられます。
一般的に住まいで使われているシンプルなカーテンレールは機能レールと呼ばれるもので、その名の通り機能性を重視して作られているカーテンレールです。
カーテンの開閉がしやすく軽量な上に、比較的安価で取り付けられます。
最近ではカラーバリエーションなども豊富になっていますが、どんな住まいにもマッチする様にシンプルなデザインに仕上げられており、基本的には目立たない様に配慮して設置されます。
カーテンコーディネートの幅を広げてくれるのが、デザイン性を重視して作られた装飾レールです。
アンティーク調のアイアンレールやナチュラルテイストの木製レールなど、様々なスタイルにマッチするデザインが揃っており、室内のインテリアやカーテンに合わせてコーディネートできます。
カーテンを引き立たせてくれる装飾レールは、機能性レールの様に室内に馴染ませるよりも、インテリアの一部として目立たせる事でお部屋の雰囲気を盛り上げてくれます。
高級感があり魅力的な反面、機能レールに比べると高価な物が多いので、住まいの中心となるリビングにだけ採用するなど、こだわりたいポイントにだけ使うのもおすすめです。
カーテンを始めとするウィンドウトリートメントには様々な種類があり、窓の場所やサイズなどによって適切なアイテムを選ぶ必要があります。
デザイン性やスタイルなどのインテリア性に加え、機能性にも注目しながら検討する事で、住まいや好みにピッタリなカーテンが手に入れられます。
お部屋の窓辺を素敵にコーディネートして、おしゃれで快適な毎日を過ごしましょう。
カーテンの種類や特徴を知る事でコーディネートの幅が広がり、理想のインテリアスタイルを作る事ができます。
引っ越しや模様替えの前にカーテンの知識を高めて、お気に入りのカーテンを見つけましょう。
カーテンの種類
ドレープカーテン

生地に厚みがあるドレープカーテンはヒダを施して仕立てられ、主にレールの室内側に取り付けられます。
その為、ドレープカーテンが持つカラーやデザイン性がお部屋のインテリアコーディネートに大きく影響します。
カーテンに施されるヒダの数には種類があり、スタンダードな2つ山やボリュームのある3つ山など、価格や見た目の雰囲気が異なります。
カーテンの柄を目立たせたり、カジュアルな雰囲気でまとめたい場合には、ヒダを付けずフラットな状態でも仕上げられます。
また、ドレープカーテンには遮光性や遮熱効果などの機能性を備えた商品も多くあり、室内を快適に保つアイテムとしても活躍します。
レースカーテン

光や風を通す薄手の生地で仕上げられたレースカーテンは、一般的にドレープカーテンとセットで使われています。
外からの視線を遮りながら光や風を取り入れたり、透け感のあるデザイン性を楽しむなどの用途があります。
細かく分けると、糸を編んで作られたレースカーテンと糸を平織りにしたボイルカーテンがあり、比較的ボイルカーテンの方がしっかりとした生地に仕上がります。
室内の様子が透けて見えないミラー効果や、室内への紫外線の侵入を防いでくれるUVカットなどの機能性を備えた商品も多くあります。
ローマンシェード

ローマンシェードとは、窓のサイズに合わせて仕立てられた生地を上下方向に操作して開閉するウィンドウトリートメントです。
カーテンと同様にドレープ生地やレース生地が使われ、一台に一枚のシェードを吊るすシングルタイプと、二枚のシェードを吊るすダブルタイプがあります。
ダブルタイプはカーテンにおけるドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせの様に採光の調節が行えます。
ローマンシェードはカーテンの様なたまりができない為、スッキリとした窓辺が演出できるだけでなく、様々なスタイルが楽しめるという特徴があります。
シェードをたたみ上げる時にボトム部分が半円形になるピーコックスタイルや、風船のように丸みを帯びながら持ち上がるバルーンスタイルなど、ローマンシェードならではのエレガントなスタイルをインテリアに取り入れられます。
コード式やドラム式などのシェードを上げ下げする操作方法は、窓の大きさや位置によって適切な方法を選びましょう。
ロールスクリーン

生地をロール状に巻きあげたり下ろしたりして開閉するロールスクリーンは、フラットな形状でかさばらず、お部屋をすっきりとまとめてくれます。
開閉時、どちらの状態でもコンパクトに収まる為、窓辺だけに留まらず、お部屋の間仕切りや収納の目隠しなどにも重宝されます。
ボーダー状に生地の重なり具合を調節して採光をコントロールする調光ロールスクリーンや、キッチンなどの汚れやすい場所でも安心して使えるウォッシャブルタイプもあります。
また、収まりの良いロールスクリーンは幅の狭い窓など、カーテンの取り付けが難しい場所にも適しています。
開閉方式には、コードを引く事で自動的に巻き上がるスプリング式とチェーン式があります。
ベネシャンブラインド

ベネシャンブラインドとは、いわゆる横型ブラインドの事で、水平方向に並んだスラットと呼ばれる羽根を上下に動かして開閉したり、スラット自体の角度を調節して光や風を取り入れられるウィンドウトリートメントです。
巻き上げたり降ろしたりするだけでなく、スラットの向きを調節をするだけで外からの視線を遮ったり、採光の具合がコントロールできる事はブラインドの魅力的な要素です。
巻き上げた状態もコンパクトに収まり、降ろした状態でもフラットになるので、スッキリとした印象の窓辺が作れます。
キッチンや浴室など湿気がこもりやすい場所にはアルミ製、リビングには高級感のある木製など、素材やカラーも豊富に揃っているのでインテリアコーディネートの幅も広がります。
操作方法には、ポールやコード式の他にリモコンなどで操作できる電動式もあります。
バーチカルブラインド

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ルーバーと呼ばれる帯状の素材を縦向きに並べて吊るしたバーチカルブラインドは、カーテンの様に左右に開閉する縦型のブラインドです。
左右どちらかにたたまれる片開きや、中央から開く両開きによって開閉するだけでなく、横型ブラインドと同様にルーバーの角度を調節するだけで外からの視線を遮ったり、光や風を取り入れる事ができます。
縦のラインが強調されるバーチカルブラインドは掃出し窓の様な大きめの窓に適しており、天井が高く見える効果で空間が広く感じられるだけでなく、外への出入りも楽に行えます。
バーチカルブラインドには、ルーバー同士の重なり幅を大きくして遮光性を高めたモアラップスタイルや、ルーバー同士の隙間にレース素材を取り付ける事でプライバシーを守りながら採光ができるセンターレーススタイルなど、機能性に優れた商品が揃っています。
操作方法はバトン式、コード式、ワンチェーン式などから使いやすいタイプを選びましょう。
プリーツスクリーン

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ジャバラ状に折りたたまれる生地を上下に動かして開閉するプリーツスクリーンは、不織布やポリエステル生地で作られる柔らかな風合いが魅力のウィンドウトリートメントです。
スクリーンを上下に操作して採光などを調節するシングルタイプに加え、レースカーテンの様に透過性のある生地と厚手で透過性の無い生地を組み合わせたツインタイプがあります。
不織布を使ったプリーツスクリーンは柔らかな光を取り入れる障子の様な雰囲気が味わえる為、和室や和モダンスタイルの空間にしっくりと馴染みます。
操作方法にはコード式やチェーン式の他に、ボトムに付いた取っ手で操作するコードレス式もあります。
カーテンの選び方
リビングのカーテンの選び方

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住まいの中でも過ごす時間が長く、来客を迎え入れる事もあるリビングのカーテンは、機能性に加えてインテリア性も重要になります。
掃き出し窓の様に比較的大きな窓が設置されているリビングでは、カーテンの面積も広くなる為、インテリアコーディネートへの影響も大きくなります。
家族の好みに合うデザイン性はもちろん、リラックスして過ごせる空間づくりを目指してカーテンのデザインや機能性を選ぶと良いでしょう。
理想のリビングコーディネートに近づける為には、カーテン以外のウィンドウトリートメントも視野に入れながら、床材や壁材、設置する家具などのテイストも考慮してトータルバランスを整えてみて下さい。
また、快適に過ごせる空間を作る為にも、遮光性や遮熱効果、プライバシーの確保などをサポートしてくれる機能性にも注目して、実用的なカーテンを取り入れましょう。
寝室のカーテンの選び方

出典:https://i.pinimg.com
睡眠やリラックスタイムを過ごす寝室のカーテンは、心が休まる様な落ち着きのあるデザインやカラーを選ぶと良いでしょう。
青緑や紫など鎮静効果のあるカラーを取り入れる事で質の良い眠りが手に入れられます。
寝室は住まいの中でもプライベートな空間になるので、自分の好みを前面に出したコーディネートを楽しむのもおすすめです。
また、カーテンは窓からの光を調節する為、睡眠を目的にした空間では特に重要な役割を果たします。
日光や街灯の光を遮断する為に遮光性の高いカーテンを取り入れたり、隙間からの光漏れを防ぐ為にカーテンの幅や長さなどのサイズに注意するなど、光が眠りの妨げにならない様に配慮しましょう。
子供部屋のカーテンの選び方

出典:https://i.pinimg.com
子供部屋のカーテンは子供自身が気に入ってくれることが一番大切ですが、成長してからも使う事を想定して取り入れてみましょう。
子供部屋をプレイルームとして使う遊びが中心となる時期には賑やかで可愛らしいデザインでも良いですが、学習や睡眠を目的として子供部屋を使う場合には、落ち着きのある色合いやデザインが適しています。
成長に合わせてカーテンを掛け替えたり、長く使う事を想定してストライプやチェック柄で遊び心をプラスするのもおすすめです。
子供部屋で眠るようになるとカーテンの遮光性も気になりますが、あえて遮光性の無い生地を選び、太陽光を取り入れながら目覚める事で生活リズムを整えるのも良いでしょう。
また、自宅で手軽にお手入れができるウォッシャブルタイプのカーテンなら、埃やハウスダストが気になる子供部屋でも安心して使用できます。
窓に合わせた選び方
掃き出し窓

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庭やベランダへの出入りを目的とした掃出し窓は、住まいに使われる窓の中でも大きいサイズになる為、そこに設置されるカーテンの面積も大きくなります。
サイズの大きなカーテン等のウィンドウトリートメントは室内の雰囲気を左右する存在感があり、インテリアコーディネートに強く影響を与えます。
そのため、機能性に加えてデザインなどのインテリア性もしっかりと検討して選ぶ必要があります。
また、出入りを目的としている事から、スムーズに人が通れる様に配慮して選ぶ事も大切です。
特に、頻繁に出入りが行われる掃出し窓には、上下に操作して開閉するタイプよりも、左右に開閉するカーテンやバーチカルブラインドの方が適していると言えます。
腰窓

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大人の腰の位置程の高さに設けられる腰窓は、住まいに使われる窓の中でも中間サイズの窓になります。
採光や換気を目的とした腰窓には様々なタイプのウィンドウトリートメントが取り入れられる為、インテリアコーディネートの幅が広がります。
腰窓の下にキャビネットやソファを置く場合や、寝室の窓下にベッドを置く場合などは、家具の高さとカーテンの丈に注意して美しく収まる様に配慮しましょう。
出窓

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家の壁面よりも張り出して設置される出窓は、窓の手前部分のスペースに小物やグリーンを飾って楽しめるおしゃれな窓です。
窓よりも手前の壁にカーテンを取り付けて、出窓全体を覆う事もできますが、窓ガラスに沿ってレースカーテンなどを設置すれば出窓のスペースを生かしたコーディネートが作れます。
外から見てもおしゃれな出窓には、フリルやレースなどの装飾が施された印象的なカーテンを採用するなど、室内だけにとどまらず外観にもこだわったコーディネートがおすすめです。
窓の数に合わせてシェードやブラインドを取り付ければ、モダンな雰囲気やスタイリッシュなテイストのコーディネートにも仕上げられます。
小窓

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比較的小さな窓の遮光や目隠しにはロールスクリーンやシェードなど、スッキリと収まるタイプのウィンドウトリートメントが適しています。
種類が豊富で手軽に設置できるカフェカーテンもおすすめです。
面積が小さな窓にはアクセントになるカラーやデザインを取り入れて、インテリアのワンポイントにしても良いでしょう。
大きな窓には取り入れにくいお気に入りのデザインやカラーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
様々なカーテンの機能性
遮光
日光や街灯など、外からの光を遮断して室内を暗い状態にしてくれる遮光カーテンには、遮光のレベルに合わせた等級があり、1級~3級まで必要に応じて使い分けられます。
外の光を遮断してくれる機能性は、夜間における室内の光も外に漏らさない為、プライバシーの保護にも役立ちます。
遮熱
日差しなどによる窓からの熱を遮断してくれる遮熱カーテンを使えば、室温の上昇が抑えられ、省エネ効果が期待できます。
ドレープカーテンだけでなくレースカーテンにも遮熱機能を持たせた商品があるので、光や風を取り入れながら遮熱する事も可能です。
遮音
カーテン生地に特殊な加工を施して外からの音を跳ね返したり、室内の音を外に漏らさない様にするカーテンを遮音カーテンや防音カーテンと言います。
主に話し声やテレビの音、ペットの鳴き声などに有効とされています。
消臭
メーカーによって様々な加工方法がありますが、室内の臭いの元となる成分を吸着して分解する事で消臭効果を発揮するカーテンを消臭カーテンと言います。
生活臭やペットの臭いなどが気になる方にはおすすめの機能です。
防炎
燃えにくい加工を施したり、燃えにくい糸で作られた防炎カーテンには、火災時に火が燃え広がるのを防ぐ効果があります。
高層の建物などには防炎カーテンの使用が義務付けられている場合もあります。
防炎カーテンには防炎ラベルが付けられているので、購入する際の目印になります。
洗濯可
洗濯ができるウォッシャブルカーテンなら、色落ちや縮みの心配をする事無く自宅で手軽にカーテンのお手入れができます。
埃などの目に見えない汚れが溜まりやすいカーテンを清潔に保つ事で快適な住空間が手に入れられます。
カーテン選びのワンポイントアドバイス

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カーテンをインテリアとして楽しむ上で、カーテンレールにもこだわってコーディネートすれば、ワンランク上のインテリアスタイルが手に入れられます。
一般的に住まいで使われているシンプルなカーテンレールは機能レールと呼ばれるもので、その名の通り機能性を重視して作られているカーテンレールです。
カーテンの開閉がしやすく軽量な上に、比較的安価で取り付けられます。
最近ではカラーバリエーションなども豊富になっていますが、どんな住まいにもマッチする様にシンプルなデザインに仕上げられており、基本的には目立たない様に配慮して設置されます。
カーテンコーディネートの幅を広げてくれるのが、デザイン性を重視して作られた装飾レールです。
アンティーク調のアイアンレールやナチュラルテイストの木製レールなど、様々なスタイルにマッチするデザインが揃っており、室内のインテリアやカーテンに合わせてコーディネートできます。
カーテンを引き立たせてくれる装飾レールは、機能性レールの様に室内に馴染ませるよりも、インテリアの一部として目立たせる事でお部屋の雰囲気を盛り上げてくれます。
高級感があり魅力的な反面、機能レールに比べると高価な物が多いので、住まいの中心となるリビングにだけ採用するなど、こだわりたいポイントにだけ使うのもおすすめです。
カーテンを始めとするウィンドウトリートメントには様々な種類があり、窓の場所やサイズなどによって適切なアイテムを選ぶ必要があります。
デザイン性やスタイルなどのインテリア性に加え、機能性にも注目しながら検討する事で、住まいや好みにピッタリなカーテンが手に入れられます。
お部屋の窓辺を素敵にコーディネートして、おしゃれで快適な毎日を過ごしましょう。
更新日:2022-05-10
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