土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証
人気の土鍋「かまどさん」と普通の雪平鍋で白ご飯を炊き比べ、味や食感、香りに差がでるのかどうか検証してみました。冷凍ごはんも比較し、扱いやすさを含めメリットやデメリットを解説しています。またかまどさんを使った玄米の炊き方やおかゆ、炊き込みご飯などのレシピも紹介。
監修:べるこ
おしゃれな家具やインテリア雑貨大好きな2児の母。家具メーカー10年勤務→フリーランスインテリアコーディネーター。色彩検定2級/キッチンスペシャリスト。無印良品愛用。二級建築士勉強中。
「北欧家具ブログ」は、優れたデザインと機能性を兼ね備えた家具、おしゃれなインテリア雑貨を紹介する情報サービスです。暮らしをちょっぴり楽しくするアイテム選びのお手伝いを致します。
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白ご飯は「炊き方」で美味しさが変わるのか?


土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

日本人が毎日食べる「白ご飯」。
お米の種類や炊飯道具なども様々なものが開発されてきました。

米の品種によってご飯の味に差が出るのは当然のことです。
特Aランクの1等米など、お米の品種は等級が決められ、味はもちろん、香りや粘り、外観など厳密なルールによって分類されます。
なのでランクの高いお米を購入すれば、ある程度美味しいご飯を食べられる事は保障されます。

しかし、そのようなブランド米は、当然のことながら価格も高いです。
人によって白米へのこだわりは違うでしょうが、安いお米でもできるだけ美味しく、高いお米ならより美味しくいただきたいものですよね。

そこで注目したいのがお米の「炊き方」

「炊き方ひとつで白ご飯の美味しさは全然違う!」と多くのメディアでも語られてはいるのですが、はたして実際どれくらい美味しさが違うのかは、自分で体験してみないことには分かりません。

もし炊き方によってそれだけの差がでるのであれば、安いお米でも毎日満足できるかもしれません。

という訳で今回は、ご飯をもっとも美味しく炊けると人気の最強土鍋「かまどさん」を使って、実際に白米を炊いてみました!
もちろんそれと比較するために、普通の雪平鍋でもご飯を炊いて、食べ比べてみます。

個人的には良い意味で予想を裏切る結果に!
お楽しみください!


土鍋の王者「かまどさん」とは?


土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

まずは「かまどさん」について紹介しておきましょう。
数多くのメディアに取り上げられてきたので、既にご存知の方は読み飛ばして頂いても構いません。

かまどさんとは、長谷園という伝統ある伊賀焼の窯元で作られている土鍋です。
天保3年(1832年)に窯を興し、現在の当主は7代目。
これまで様々な伝統と技術を継承してきました。

そんな長谷園が現代において生み出した神器がこの土鍋「かまどさん」なのです。


かまどさんと普通の土鍋の違い


では「かまどさん」は普通の土鍋とどう違うのでしょうか?

伊賀の地はもともと琵琶湖の湖底で、その地層から採れる土は炭化した植物を多く含むため、焼き上げたときに多孔性の素地となります。
多孔性とは、物質の中に多数のとても小さな穴が存在するという性質です。

これによって熱しにくく冷めにくい土鍋本体がまず熱を十分に蓄えて、それから初めて内部のお米に熱を伝えます。
それからじっくりとお米の芯にまで熱を入れるため、ふっくらとしたご飯が炊きあがる訳です。

また、”呼吸する土”による効果で炊きあがったご飯はべとつきませんし、保温性に優れるため蒸らしの後もほとんど温度が下がりません。

「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」

というお米の炊き方の原理原則があります。

これは

「最初は弱火にして、少ししたら強火にする。吹きこぼれたら弱火にして、ほんのり焦げる匂いを感じたら火を止める。最後は蓋を取らずにじっくり蒸らす」

という手順です。

言うは易しなのですが、実際やってみると火加減の調整が中々に難しく、初見ではハードルが高いんですよね。
ましてや毎日の家事でこんなことやってられません。。。

これを、かまどさんなら火加減いらずで、ただ火にかけておくだけで勝手に実現してくれるというわけです。

一言でいうならば、「従来のかまどの面倒な炊き方を、誰でも簡単でできるようにした」というのがかまどさんの最大の特徴といえるでしょう。


かまどさんvs雪平鍋!白ご飯を炊き比べ実験!


土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

では、そんなかまどさんで炊いたご飯は、普通の雪平鍋で炊いたご飯とどれくらい美味しさに差がでるのでしょうか!?

今回使う雪平鍋は、どんな家庭にでもあるごく一般的なものです。
特別なものではありません。

雪平鍋の利点は、「安くて万能、洗うのも簡単」というところでしょう。
毎日食べるものですから、できるだけ調理も簡単な方がいいに決まっています。
少なくとも主婦にとってはそうでしょう。笑

かまどさんの大きさは3号炊きサイズで、炊くお米の量はそれぞれ2号。

使うお米はキヌヒカリ一等米。
個人的に知り合いの農家さんから直接購入しているお気に入りのお米です。

これで味にほとんど差がなければ、お手軽な雪平鍋に軍配を上げたいところですが。。。
一体どうなるのでしょうか!?

ではでは、さっそく実験をしていきましょう!



かまどさん&雪平鍋でのご飯の炊き方


まず、かまどさんでの白米の炊き方です。
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このように、かまどさんには丁寧なパンフレット兼説明書が付いています。
雪平鍋の方も、基本はこの方法に沿って炊いてみたいと思います。

まずはお米を研ぎます。

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そして400ml(2カップ)の水を入れて、20分浸水させます。

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さて、浸水が終わったら火をかけていきましょう。
かまどさんの場合はその多孔性の土鍋の特徴を生かして、最初から中強火にかけます。
説明書によると10分~12分だそうです。

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雪平鍋のほうはどうしようか迷いましたが、どうせなら同じ手順(火加減をいじらない方法)でどれだけの差がでるのか計りたかったので、同じく中強火にかけました。

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土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

しばらくすると、、、

先に雪平鍋のほうが噴いてきました。
なので火をやや弱火にしました。

かまどさんのほうは変化ありません。

火にかけてから12分経過した時点で、かまどさんから蒸気が出てきました。
そのまま放置して14分くらいで火を止めました。

雪平鍋もその少し前に火を止めました。

上記の過程をまとめると、


雪平鍋:開始~5分後に吹いてやや弱火に~13分で停止
かまどさん:開始~12分後に吹いてそのまま~14分で停止



といった具合です。
調理時間としてはほぼ変わらずといった形でしょうか。

かまどさんのほうは火加減調整がまったくありません。

その後、それぞれ20分蒸らします。

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いざ実食!どっちの方が美味しいか!?


蒸らし始めてから20分が経過しました!

さて、いよいよ実際にごはんを食べてみましょう。
炊きあがりの見た目はこんな感じ。

土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

ごはんを混ぜてみると、かまどさんのほうにほんの僅かな「おこげ」が確認されました。
それ以外には、見た感じ大きな違いは見受けられません。

ちなみに、かまどさんの説明書によると「炊き上げ時間を1分前後伸ばすと、香ばしいおこげができる」のだそうです。

続いてお茶碗に盛ってみました。

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やはりそんなに差はないですね。

では食べてみます。
まずは雪平鍋から。

・・・


・・・


・・・

「まぁ、普通に美味しいね。」

という感じです。
それなりに良いお米で、炊き立てのご飯ですし、美味しくない訳ないですよね。

続いてかまどさん。

・・・


・・・


・・・


「!!!!!!」



ちょっと自分でもびっくりするぐらい驚きの結果となりました。

はっきり言うと、、、全然違います!

お米のふっくら感、もちもち感が確かに感じられ、お米本来の旨味そのものが存分に引き出されているような印象でした。

粒の一つ一つが独立しているのは雪平鍋も同様なのですが、かまどさんに比べると雪平鍋のご飯はどこかパサパサしていて、ふっくら感やもっちり感に欠ける感じです。

おそらく片方だけを食べたならば気づかなかったと思うのですが、食べ比べてみると歴然。
雪平鍋よりもかまどさんで炊いたご飯の方が圧倒的に美味しいと断言できます。


その後さらに10分蓋をして放置して、食べてみました。

すると今度は温かさが段違い!
土鍋は保温性に優れると聞いていましたが、ここまでの違いが生じるとは。。。

この点は説明書でも解説されています。

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かまどさん炊飯時の温度推移グラフなるものがあるのですが、ご覧のとおり、火を止めてから20分経過したあとでもほとんど温度が下がっていません。

一方、金属製の雪平鍋は、ぐんぐんと温度が下がっていくのでしょう。
計測した訳ではないですが、盛ったお茶碗の温度が体感で明らかに違いを感じられるほどでした。

料理は温度が非常に重要です。
冷めたご飯よりも温かいご飯のほうが美味しいに決まっていますよね。



冷凍ごはんも食べ比べてみた


余ったご飯を冷凍することもあるでしょう。
我が家では1回の炊飯で3号炊くこともあるので、やはり冷凍することも頻繁にあります。

ここにも差がでるのか試してみました。

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さっそくレンジで解凍してお茶碗に盛ってみました。
左がかまどさん、右が雪平鍋です。

やはり見た目に違いは見受けられません。

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では食べてみますと、、、

・・・


・・・


・・・


「やっぱり違う!!!!!!」

温度に関しては同じ時間だけ温めたので違いはありませんでしたが、食べたときのふっくら感が、やはり全然違います。

ごはんのばらけ具合もほどよく、米そのものの味が、かまどさんで炊いた方が美味いんですよね。

疑問に思って調べてみたら、やっぱり科学的にも証明されているらしく、まとめると以下のような感じでした。

・米は過熱によって酵素が働き、でんぷんが糖に分解される
・酵素が最も働きやすい温度は40~60度。
・この温度をゆっくりと過熱すると糖が増す。

ということらしいです。

雪平鍋は金属製なので、沸騰までの時間が短いですよね。
(実際、今回の実験では雪平鍋は5分で沸騰しました。)
なので40~60度の温度帯をすぐに通過しちゃいます。

一方、土鍋はゆっくりと上昇していきます。

そういうわけで、土鍋で炊いたご飯の方が糖度が高く、美味しいと感じるわけですね。


かまどさんの洗いやすさ・扱いやすさ


かまどさんは土鍋ですから、主婦としてはどうしても洗いやすさや扱いやすさなどが気になるところです。

まず、かまどにご飯がくっついている様子はこんな感じ。

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土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

水をはって放置しておけば、米粒はスポンジで簡単に取れました。
雪平鍋とそれほど変わりはありません。

ただ、やはり重いです。

割れる可能性も考慮すると雑には扱えず、重たいものを丁寧に洗うので、少ししんどいのが土鍋ならではの難点といえるでしょう。

これはかまどさんに限らず、土鍋全般に言えるデメリットでしょうね。

また、洗った後はしっかりと乾燥させないと目詰まりやカビの原因となってしまいます。
この辺にも気を配る必要があるのは、雪平鍋と比べるとやや面倒な点でもあります。


かまどさんは玄米やおかゆも炊ける


かまどさんでは、白米だけでなく玄米やおかゆも炊けます。
玄米の炊き方はこちら。

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続いておかゆの作り方がこちら。

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写真にある通り、このかまどさんを使い始める際には、まずお粥を炊いて目止めする必要があります。
伊賀の土鍋には多数の微小な穴が開いているので、表面の穴をお米のでんぷんで埋めるという作業をまず行います。


かまどさんを使ったレシピいろいろ


かまどさんの説明書に、レシピがいくつか掲載されています。

土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

種類は豊富ですが、基本的な白米の炊き方がベースとなっています。

例えばたけのこご飯だと、水のかわりにだし汁や薄口醤油、酒、塩を使います。
それらの分量以外は基本的な炊き方と違いはありません。

鯛めしや枝豆ご飯も、上記とほぼ同様。

たこ飯は白米に加えもち米を使いますが、これも浸水時間や炊き方は同じです。
赤飯については浸水時間が1時間となっています。

その他、炊き込みご飯、栗ご飯、さつまいもご飯などが掲載されているので、試してみるのが楽しみですね。

また「かまどさんといえば炊飯」というイメージがありますが、煮物などの料理にも使えるようです。
説明書には大根煮のレシピが掲載されていました。

土鍋の王者「かまどさん」と普通の雪平鍋でご飯を炊き比べてみた!なぜ美味しさに差がでるのか徹底検証

ジャガイモやカボチャといった根菜類もお米と同じくデンプンを含んだ食材です。
先述した理論が同様に当てはまり、土鍋でじっくりと煮込んだ方が美味しく仕上がるわけですね。


かまどさんのメリットとデメリット


かまどさんのメリットとデメリットについてまとめてみると、このようになりました。

かまどさんのメリット


・ご飯がめちゃくちゃ美味しい
・冷凍ごはんでも美味しい
・長時間経過後も温かい
・火加減調整がいらない
・根菜類の煮物にもおすすめ

かまどさんのデメリット


・大きくて重い
・濡れたまま火にかけるとひび割れの可能性がある
・十分に乾燥させないと目詰まりやカビの原因となる
・急冷すると割れる可能性がある
・IHで使えない
・最初にお粥を炊いて目止めする必要がある
・洗い場を占領しがち


食べ比べの総評


美味しさという点では、かまどさんで炊いたご飯の方が圧倒的勝利でした!!

炊き立てでも冷凍でも、雪平鍋で炊いたものよりも確実に美味しかったと言えます。
言われてみれば、、、というようなレベルではなく、圧倒的な差が出ました。
そして今回の実験がきっかけで、理論的にも納得できました。

もちろん雪平鍋で炊いたご飯が不味いという訳ではないのですが、かまどさんのご飯を食べた後だと物足りないのは否めません。

かまどさんなら、一流の料亭で出てくるような炊き込みご飯や鯛めし、お赤飯なども自宅で実現できちゃうでしょう。

一方で、取り扱いにおけるデメリットもやはり多かったように思います。
大きくて重くて、色々と世話が焼けるかまどさん。
毎日使うのはちょっとしんどいなーと考える主婦の方も少なくないかもしれません。

慣れればそれほど苦ではないとは思いますが、その辺はご飯へのこだわり次第といったところでしょうか。

価格も3号炊きで10000円以下ですので、ご飯好きの私としてはかなりおすすめの土鍋です!
今年の買って良かったランキングの上位アイテムとなること間違いなしですね。

以上、かまどさんと雪平鍋のご飯炊き比べ実験でした。
その他、おすすめの土鍋はこちらでも紹介しているので、参考ください。

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