ニトリのリフォーム見積もり価格まとめ！他業者との比較参考にどうぞ

実家の建物がかなり古くなってきていて、お風呂場や洗面所などのリフォームを検討している真っ最中の私。

リフォームするにあたって、業者やおおよその相場を色々と調べている中で、ニトリのリフォームのカタログを発見！
しかも、商品の価格や工事費の参考価格が記載されていました。



「お、ねだん以上。ニトリ」でお馴染みの家具メーカー、ニトリ。
収納家具やテーブル、チェア、ベッドといった大型家具をはじめ、カーテンやラグなどのテキスタイルアイテム、キッチン用品、照明・家電、インテリア雑貨まで、ありとあらゆる家具全般を取り扱っています。

ここ北欧家具ブログでも、ニトリのおすすめ家具についてはこれまでいくつも紹介してきましたね。
かく言う私も、かなりヘビーなニトリユーザーです。

しかしリフォームまで手掛けているとは知りませんでした。
たまたま、ニトリのオンラインサイトを見ていたら、「リフォーム事業」なるものを見かけて、早速熟読。



なるほど。

あれだけ多くの品揃えを誇るニトリですから、トータルコーディネート力みたいなものは、相当優れているのでしょう。
会社として「リフォーム事業部」という部署があるみたいです。
（ちなみに店舗販売はホームファニッシング事業部。）

リフォーム事業部では、システムキッチンやバスルーム、洗面化粧台、トイレといった水回りから、床のフローリング化や壁紙の張り替えを請け負っていて、ニトリのトータルコーディネート力と、家具の安さを武器に色々と展開しているみたいです。



リフォームって、どういう材料・工事にどれくらいの費用がかかるのか、よくわからないんですよね。。。
業者からの見積もりが妥当なのかどうかも、我々素人には判断が難しいです。

ですが、大手家具メーカーのリフォーム事業部が「うちはこれくらいだよ」と明記してくれると、何かと見積もり金額を比較しやすいでしょう！

という訳で、今回はニトリのリフォームの金額について、ざっくりとご紹介したいと思います。



ちなみに我が家では、このニトリのカタログ価格を頭にいれながら、複数のリフォーム会社に相見積もりをとって比較しました。

最終的にニトリではリフォームをお願いしませんでしたが、やはり納品される商品にどういったグレードのものがあるのか、工事費は妥当なのか、といった点を判断するのに、非常に役に立ったと思っています。

リフォームを検討中の方は、是非参考ください。

結論から言うとニトリはおすすめできません

まずはじめに結論から言うと、個人的にはニトリでリフォームするのはおすすめできません。

ニトリの家具を10年以上使ってきて分かったのは、ニトリは「安かろう、悪かろう」というものがほとんどだという事です。

ニトリのリフォーム価格は、たしかに安いです。
業界の相場から見ると格安です。

が、やっぱり素材は安っぽくて、作りも甘いです。
（ニトリとパナソニックのシステムキッチンを比べると、数えきれないくらいの「貧富の差」があります。）

今後数十年にわたり生活する住まいのリフォーム、絶対に後悔したくないですよね。
なので、もしニトリで見積もりを取ろうとしている方がいるなら、必ず他の業者からも相見積もりを取りましょう。
同じ予算でも、もっと良い提案が出てくるかもしれません。
（というかおそらくその可能性の方が高いです。）

一括見積もりのサイトなら、「タウンライフ」が最もおすすめです。
私も実家のキッチンのリフォームを検討中なので一括見積りサイトをいくつか試してみましたが、「タウンライフ」は自分のニーズに合った業者だけに絞り込んで依頼できるんですよね。

リフォームしたい場所や重視するポイント、予算などを詳細に伝えられるので、要望に沿った見積もりが出てきやすいんです。
候補となる業者がリストで出てくるので、「別にこの業者はいらないな」と思えば、依頼対象から外すこともできます。

「住友林業」や「新築そっくりさん」など大手業者も入っていますし、地域密着でやっている地元の工務店なども市町村から判断して候補に入っています。

他にも一括見積もりサイトを色々試してみましたが、「住所」と「連絡先」を打ち込んで送信するだけとかばっかりなんですよ。
逆に怪しいでしょ。。。
これだけの情報でどういう提案持ってくるんだろ。。。

という訳で、一括見積りするなら「タウンライフ」が一番良いと思います。

town life リフォーム

公式サイトで見る

目次




まず、ニトリでは公式サイトからデジタルカタログを見ることができます。
現在は、「リフォームカタログ Vol.8」と「システムキッチンカタログ」の２つがありますね。



後者は、システムキッチンのリフォームについてだけを詳しくラインナップしています。

ニトリのリフォームの施工の流としては、以下の通り。






まぁこのあたりは他のリフォーム業者との違いは、特にないでしょう。
システムキッチンの場合は、施工の中に解体、給水・給湯・排水工事、下地調整、電気工事、組み立て設置などが含まれます。





ニトリのリフォームカタログに記載されている工事費の見積もりは、あくまで基本工事費だけでした。
この金額に、後述する商品価格がプラスされます。

システムキッチン

基本工事費：179,000円～
配送費用：25,000円～
（養生・既存キッチン取外し・搬入・取付費用含む）

システムバスルーム

基本工事費：269,000円～
配送費用：15,000円～
（養生・既存システムバス解体・搬入・取付費用含む）

トイレ

基本工事費：39,900円～
配送費用：3000円～
（養生・既存トイレ解体・搬入・取付費用含む）

洗面台

基本工事費18,900円～
配送費用：3000円～
（養生・既存洗面台取外し・搬入・取付費用含む）

上記はあくまでも参考価格で、実際の見積もりには現場調査や打合せが必要となります。
また、現場調査次第で、工事料金も変化するのでご注意ください。




では、続いて各商品ごとの価格を見ていきましょう。
工事費に比べると、かなり分かりやすい金額になっています。

が、このカタログに掲載されているのは一部のみだと思うので、あくまで参考程度にご覧ください。


まずはシステムキッチンですが、価格表はこちらのようになっています。



BSライトプラン：159,000円
BS2プラン：199,000円
M2プラン：299,000円
SHプラン：399,000円

高価格帯のM2、SHについてはサイズ（横幅）やカラーもかなり細かく選べるようですね。
I型だけでなく対面プランにも対応している様子。

L型対応のシステムキッチンもありました。
価格は291,335円（税別）。



基本的には上記の5タイプがベースとなって、あとはオプションで色々とカスタマイズできるようになっていそうです。

ニトリのシステムキッチンの詳細はこちらの記事を参考ください。
▶ニトリのシステムキッチンを見学してきた！


システムバスルームもベースとなるシステムがあって、そこからオリジナルのものにカスタマイズできます。
戸建て住宅用と集合住宅用の2パターンあるのですが、どちらも大体同じような価格ですね。

戸建て住宅用


集合住宅用


ベーシック：199,000円
スタンダード：299,000円
機能充実：399,000円
ハイグレード：449,000円

グレードが上がるほどに、保温浴槽や換気乾燥暖房機、保温浴槽ふたなど便利な機能が付帯しています。

バスルームのカラーバリエーションは、以下の表のとおり。
ちょっと文字が小さくて見えないと思いますが、かなり豊富なラインナップから望みの色を選べるようです。



続いては洗面台の価格です。



面積や機能によって価格は違ってきますが、最安値35,000円～ハイエンド80,000円で、ミドルクラスで50,000円～60,000円といったところでしょうか。

ベーシック洗面とデザイン洗面に大きく分類されていて、前者はマンションなどでもよく見るパターン、後者はちょっとおしゃれにこだわった他と違う洗面台のデザインです。



他にも水回りで気になるところといえばトイレ。



トイレについては最安値57,000円～ハイエンド160,000円と価格差が結構大きく、機能にこだわるかどうかで見積もりも大きく変わってくるでしょう。

防汚仕様、洗浄方式、節水効果、操作盤のタイプ（袖付きorリモコン）、自動洗浄、防臭機能の有無などによって価格が大きくかわり、快適なトイレを求めるとなるとそれなりに高価格になってくるでしょう。

また、便座の横に手洗いカウンターを取り付ける場合は、さらに費用がプラスされます。
こちらのカタログで紹介されている限りでは、66,572円～。

便座本体よりも高くなる場合もありそうです。



床材やフローリング材は、広さごとの単価が決められていて、カタログに掲載されていたのは以下の４つ。



15,000円／3.3㎡（6畳相当45,000円）
12,000円／3.3㎡（6畳相当36,000円）
25,000円／3.13㎡（6畳相当75,000円）
19,000円／3.13㎡（6畳相当57,000円）

結構変わってくるもんですねー。
床材はシートと突板タイプはありましたが、無垢材はありませんでした。

やはりそこまでこだわったリフォームはニトリの商品内では難しいのかもしれませんね。
ただ、相談内容によっては、外部から仕入れるなどの対応をしてくれるかもしれません。



収納家具についてはそれぞれの家庭によって必要なサイズや形状が色々と違ってきます。
ですので、多くの家具店では「システム収納」というものを採用しており、ニトリもそのようになっています。

システム収納とは、大小さまざまな収納ユニットを自由に組み合わせて、好みの形状に収納空間を組み立てられる収納家具のこと。
IKEAですと、BESTA（ベストー）といった名称の家具が同様のものになります。

システム収納は自由にカスタマイズできるので、金額は一概には言えませんが、ユニットごとに単価が決められているのでカタログに参考価格が提示されていました。



クローゼット


・システムシュウノウ 60H235ガワイタ x 1：5,900円
・システムシュウノウ 60H235モジュール120 x 1：19,000円
・システムシュウノウ 60H235モジュール80 x 2：28,000円
・PSキョウツウトビラ 22740R NA x 3：33,000円
・PSキョウツウトビラ 22740L NA x 3：33,000円
・PSキョウツウトビラ 22740ミラー x 1：16,000円
・PS60ヨウ ハンガーパイプ80 x 1：2,000円
・PS60ヨウ ハンガーバスケット x 1：6,000円

参考価格合計：142,000円（税別）

セット寸法
幅2825 x 奥行621 x 高さ2352mm

リビング収納


・システムシュウノウ 28H235ガワイタ x 2：5,800円
・システムシュウノウ 28H235モジュール80 x 2：12,000円
・システムシュウノウ 28H60モジュール80 x 1：2,500円
・システムシュウノウ 28H98モジュール80 x 1：3,000円
・システムシュウノウ 28H235モジュール40 x 2：10,000円
・PSキョウツウトビラ 22740R DBR x 2：22,000円
・PSキョウツウトビラ 22740L DBR x 2：22,000円
・PSキョウツウトビラ 5740 DBR x 2：8,000円
・PSキョウツウトビラ 8940 DBR x 2：10,000円
・PS28ヨウ テンバン80 DBR x 1：3,000円
・PS28ヨウ カドウタナW40 x 2：5,000円

参考価格合計：103,300円（税別）

セット寸法
幅3227 x 奥行301 x 高さ2352mm

TVボード


・システムシュウノウ 28H235ガワイタ x 1：2,900円
・システムシュウノウ 28H235モジュール40 x 2：10,000円
・システムシュウノウ 28H235モジュール160 x 1：16,000円
・PSキョウツウトビラ 5740 NA x 2：8,000円
・PSキョウツウトビラ 8040 NA x 2：9,000円
・PSキョウツウトビラ 8040 NA x 2：10,000円

参考価格合計：55,900円（税別）

セット寸法
幅2424 x 奥行301 x 高さ2352mm

玄関収納


・システムシュウノウ 38H235ガワイタ x 1：3,900円
・システムシュウノウ 38H235モジュール80 x 1：8,000円
・システムシュウノウ 38H60モジュール80 x 1：3,000円
・システムシュウノウ 38H98モジュール80 x 1：4,000円
・PSキョウツウトビラ 22740 ミラー x 1：16,000円
・PSキョウツウトビラ 22740 WH x 1：11,000円
・PSキョウツウトビラ 5740 WH x 2：8,000円
・PSキョウツウトビラ 8940 WH x 2：10,000円
・PS38ヨウ テンバン80 WH x 1：4,000円

参考価格合計：67,900円（税別）

セット寸法
幅1623 x 奥行401 x 高さ2352mm

以上、４つがカタログ掲載のシステム収納参考価格です。
それぞれのユニットごとの単価が分かるので、自分たちでも予算を組みやすいですね。

ご覧のとおり、大きくは「システムシュウノウ＝箱」と「PSキョウツウトビラ＝扉」で構成されます。
高さは全て2352mmで統一されていますね。

ニトリほどの大手家具ショップなら、後あと収納を拡張したいような場合でも、同じ規格のものを揃えられそうなのがメリットでしょうか。



他にも、畳、建具、手すりや表札、など色々なアイテムと価格がカタログに掲載されています。
リフォーム業者に見積もりを取る際には、ニトリの価格も一応頭に入れておいてよいでしょう。





もしリフォームの相談をニトリにお願いしたい場合は、通常の店舗ではなく、ニトリショールームに行きましょう。
ショールームでは、専任の担当者がコーディーネートについて好みをヒアリングして、商品を組み合わせ、諸々含めたプランニングをしてくれます。

もちろん、無料で見積もりも出してくれます。

リフォームの見積もりは必ず複数の業者からもらうべきではありますが、まずは軽い気持ちでニトリへ行ってみるというのも悪くはありません。

ただし、営業に押し切られてその場で決断なんてことは絶対にやめましょう。
ここで決めてくれたら〇〇円値引き、、、というのは営業マンの常套手段です。

相見積もりを取った方が絶対に失敗しにくくなるので、ぐっとこらえて提案を持ち帰りましょう。



いかがだったでしょうか？
ニトリは大手家具量販店としてお馴染みですが、リフォームも会社として事業部を設けるほどしっかりと行っている様子でした。

普段からニトリの家具にお世話になっているという方は、一度検討してみても良いでしょう。

今回はそんなニトリのリフォームのカタログから一部の商品価格、工事見積もり参考価格を紹介しました。
詳しくはニトリのショールームにて、ご相談ください。